2007年03月15日

フィリピン台風最新情報(07/02/23)

2/6〜2/10、事務局の古澤がスタディツアーに同行し、
その際に台風の被災地も訪問しました。
現在の被災地の状況をお知らせします。
(更新が遅れ申し訳ありません。)

●被災地の状況

南カマリネス州では、強風のため屋根が吹き飛ばされている
建物を多く目にしました。
ナガ空港の建物や現地パートナーNGO・PRRMの研修センターの
屋根も例外ではありませんでした。
ナガ空港の建物は、2ヶ月経った今でも修復はあまり進まず、
飛行機は飛びましたが、機能は半分麻痺しているような状態で、
何とか使用しているという状況でした。

また、今回被害の大きかったルソン島南部ビコール地方は、
ココナツ(ヤシ)の産地なのですが、台風の被害で立ち枯れした
ココナツの木が多く見られました。

ビコール地方の中でも最も被害の大きかったアルバイ州では、
マヨン山からの泥流、岩が大雨に押し流され、家々や農地が
埋まり、1991年のピナツボ山噴火の被害を彷彿とさせるような
光景が広がっていました。今回の台風では、大きな岩も一緒に
押し流されたために、被害が大きくなったという話でした。

アルバイ州の空港に向かう途中に立ち寄った場所では、
大雨で水量が増幅し、川沿いの家が押し流され、死傷者約2千人、
同数の2千人が行方不明になったとのことでした。

アルバイ州で、被災者支援に取り組む州政府担当者の話では、
復興計画がほぼ作成され、これから実施の段階に入るということでした。
しかし、フィリピンは5月に統一選挙を控えており、政治的な
影響から、予算が被災地の復興という目的どおりに使われるかは
不明であるという話も聞きました。

●復興支援活動

PRRMでは、現在、現地パートナーのユース組織や女性組織と共に
復興支援プランを作成中です。
特に、ココナツ農民への支援では、ココナツは植林してから
実が取れるまで4年かかるため、その間の生計手段として、
野菜などの生産を考えており、P2からの寄付では、野菜の苗や
種を購入する計画です。
詳細は、現地からの情報が来次第、ご報告します。

また、フィリピンは多くの自然災害に見舞われ、経済発展の
阻害要因にもなっています。
そのたびに貧しい人びとが最も被害を受け、地域開発が進まない
という現状があります。
PRRMでは、持続可能な地域開発には、コミュニティによる防災が
不可欠という認識から、主に地方自治体を対象にした防災の
トレーニングを計画しています。
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2006年12月27日

フィリピン台風最新情報(06/12/19)

草の根援助運動は、みなさまからの義捐金30万円を緊急支援として、
現地パートナーNGO・PRRMに送金しました。

PRRMからお礼と報告が届きました。
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台風で被災した家族、コミュニティーへの緊急支援、復興支援に
対するみなさまからのご支援に被災地のパートナー住民組織を
代表してお礼申し上げます。

みなさまからのご支援は、資金援助としてだけではなく、連帯と
寛大さの印として受け取りました。

現在、みなさまからの支援金は、PRRMスタッフやパートナー
住民組織を通じて、カマルネス・スール州、アルバイ州、
マリンドゥケ島の被災者に緊急支援物資として、
直接届けられています。
具体的には、食料、飲料水、シェルター材料、衣服、医薬品です。

PRRMのユース組織は、現在、緊急・復興支援のための
プロポーザルを作成しています。

同時に、私たちは、ココナツ生産者の支援に取り組もうと
考えています。
今回被災した地域は、フィリピンの中でも有数のココナツ
(ヤシ)の生産地です。台風の強風によって、ココナツの木が
なぎ倒され、元通りの生産に戻るまでには約2年間かかると
思われます。

現地からの詳しい情報が届き次第、またお伝えします。

2006年12月19日

PRRM本部スタッフ
カイラ・サントス
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2006年12月14日

フィリピン台風被災者支援のお願い

草の根援助運動では、このたびフィリピンにおける
台風による被災者に対する緊急・復興支援のための募金活動を
開始しました。

今回の被災地は現地パートナーNGO(フィリピン農村再建運動)の
活動現場で、草の根援助運動がいくつかのプロジェクトを実施
している村も含まれています。

今回の災害は日本ではほとんど報道されていませんが、
現地の状況は深刻です。
ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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 ★フィリピンにおける台風による大雨・泥流災害に対する
       緊急・復興支援にご協力下さい!★

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去る11月30日から12月1日にかけての台風による大雨で、
フィリピンルソン島南部のビコール地方(アルバイ州、
南カマリネス州)とマリンドゥケ島が大きな被害を受けました。
なかでもアルバイ州では、フィリピンでもっとも活発な火山
であるマヨン火山の火山灰や石が泥流となって山頂から
10km以上離れた8つの村と町を襲い、たくさんの死者・行方
不明者を出しました。
(12月10日現在、約1,300名と発表されています)

この地域は台風の通り道で毎年大きな被害を受けていることも
あり、もともとフィリピンでもっとも貧しい地域のひとつです。

草の根援助運動のパートナーNGO、フィリピン農村再建運動
(PRRM)は、長年この地域でさまざまな活動を展開してきました。
草の根援助運動もこの地域でPRRMとともに「児童労働削減&
奨学金プロジェクト」や、「若者の生と性教育プロジェクト」
「ジェンダーと開発プロジェクト」などを実施しています。

今回PRRMのパートナー住民組織(女性、漁民、農民、
ココナッツ農民、ユース)のメンバーである6,806家族が
被災しました。
現在PRRMでは、スタッフや住民組織リーダー、ユース組織が
被災状況の正確な把握と、救援活動に取り組むとともに、
復興支援計画を立案中です。

【緊急支援物資】
食料、医薬品、飲料水、衣服、寝具など

【復興支援】
住宅再建(建設材料)、農業生産支援(種、有機肥料)
防災トレーニングなど

●PRRM、ユース組織を通じて、支援を直接被災者へ届けます。
最新情報を草の根援助運動のホームページ(http://p2aid.com)で
公開していきます。
ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

【フィリピン農村再建運動(PRRM)】
1952年創立のフィリピンでもっとも歴史ある開発NGOのひとつ。
30以上の州の農村、漁村、山村、都市スラムで住民の自治・
自立をめざして持続可能な開発を実践中。国内外での
アドボカシー活動にも積極的に取り組む。

【カンパお振り込み先】

@郵便振替 00210-6-35576
加入者名 P2バレンタイン
※通信欄に「フィリピン台風」と必ずご明記ください

A銀行口座
中央労働金庫 杉田支店 普 7027436
特定非営利活動法人草の根援助運動
(トクテイヒエイリカツドウホウジン クサノネエンジョウンドウ)
※振込人名に「フィリピンタイフウ」と必ずご明記ください

寄付金つきフェアトレード製品もあります。
草の根フェアトレードショップ http://p2aid.shops.net

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 草の根援助運動
(People to People Aid :P2)
235-0036 横浜市磯子区中原1-1-28 3F
TEL: 045-772-8363 FAX: 045-774-8075
E-mail: office@p2aid.com
URL: http://p2aid.com
===========================
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2006年11月10日

ジャワ島地震カンパ報告(06/11/10)

<被災者支援カンパご報告>(06/11/10)

ジャワ島中部地震被災者への暖かいご支援をいただき大変ありがとうございます。
被災者にとっても日本のみなさまからの励ましは大変うれしいことだと思います。

これまでに、多くの方々からご支援をいただきました。
心から感謝申し上げます。

1,937,750円(6月1日〜11月7日)

みなさまからの義捐金は責任を持って、被災した人びとに届けます。
地震直後の緊急支援のほか、人びとが生活を立て直していくための復興支援に使わせていただきます。

現在、草の根援助運動では、10年以上関わりのあるバティック(ろうけつ染め)のバンダナ生産者に対して、工房や住宅の再建など、生産者の生活再建を支援しています。みなさまからのカンパは、このような被災地の人びとが生活を立て直していくための活動に活用させていただきます。
(復興支援については、8月22日付ブログをご覧ください。)

復興支援の状況については、後日ご報告させていただきます。

住民が生活を立て直していくのは、時間のかかることですので、草の根援助運動では、中長期的に支援をしていきたいと思っています。


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2006年10月06日

ジャワ島地震報告会のご案内

===========================
   ★被災地は今〜復興支援を待つ人びと★
      ジャワ島中部地震 報告会

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5月27日早朝、インドネシア・ジャワ島中部ジョグジャカルタ市郊外
で大地震が発生し、死者約6000人、倒壊家屋62万棟、
家を失った人150万人など、大きな被害が出ました。

インドネシア政府からの支援は遅れており、雨季(10月)前に
望まれる仮設住宅の建設は思うように進んでいません。
住民たちは、トラウマ(地震の恐怖)に苦しんでいます。

草の根援助運動(P2)では、5月27日の地震発生直後から、
現地パートナーNGOや現地連絡員を通じて、
ジャワ島中部地震の被災者支援活動を行なってきました。

10年以上にわたってP2が関わりを持つ、バティック(ろうけつ
染め)のバンダナを生産する村でも9割の家が崩壊し、現在、
被災したバティック生産者の生活再建のための復興支援を
展開中です。

P2スタッフによる現地視察を中心に、
被災地の様子やP2がおこなっている支援活動について
現地の映像を交えてご報告します。
ぜひ、ご参加ください。

日時:10月17日(火)19:00〜21:00
報告:草の根援助運動 ジャワ島地震支援チーム
場所:かながわ県民活動サポートセンター 711号室
地図 http://www.kvsc.pref.kanagawa.jp/center/areamap.html
【横浜駅中央西口・きた西口徒歩4分 TEL:045-312-1121(代)】

資料代:300円
事前のお申込みの必要はありません。

【お問い合わせ】
(特活)草の根援助運動(People to People Aid :P2)
235-0036 横浜市磯子区中原1-1-28
TEL:045-772-8363 FAX:045-774-8075
E-mail: office@p2aid.com
URL: http://p2aid.com
==============================
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2006年08月22日

被災者復興支援のお願い

草の根援助運動では、7月に実施した被災地現地調査(ジャワ島地震最新情報(06/7/15)参照)に基づき、今後は、バティック(ろうけつ染め)生産者グループの生活再建を応援していきます。

復興支援のためのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

==============================
      ★今からです!★
    ジャワ島中部地震 被災者復興支援のお願い

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5月27日早朝、インドネシア・ジャワ島中部ジョグジャカルタ市
郊外で大地震が発生し、死者約6千人、倒壊家屋62万棟、
家を失った人150万人など大きな被害が出ました。

10年以上にわたって、草の根援助運動(P2)がフェアトレード製品
として販売してきたバティック(ろうけつ染め)のバンダナを
生産する村でも9割の家が崩壊しました。
 
地震直後、草の根援助運動では、皆さまから寄せられた援助金で
バンダナ生産者が参加する住民組織「ウィジムリョ」メンバーに、
米や砂糖、油などの食料品や医薬品、生活用品を届けました。

しかし今現地では、工房を再建し、トラウマを克服して生活の立て
直しをはかろうとする住民たちの願いが叶う目途は立っていません。
インドネシア政府が、住民が必要とする住宅再建支援金を出して
いないからです。

現地NGO「ビナ・スワダヤ」も、雨期が来る前の12月までに住民の
助け合いによる住宅・工房づくりを実現するために、住民と話し
合って復興計画を立てましたが、肝心の資金調達は出来ていません。

★だから今、復興支援を!★

草の根援助運動は、家と工房の再建なしにはトラウマの克服も、
生計の安定もはかれない住民組織「ウィジムリョ」の人たちを
応援したいと考えます。
復興支援のためのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

==============================
【復興支援にご協力ください】

★支援金を送ってください
【お振り込み先】
@郵便振替 00210-6-35576
口座名義 P2バレンタイン
※通信欄に「ジャワ地震」と必ずご明記ください

A銀行口座 中央労働金庫 杉田支店 普 7027436
名義人 特定非営利活動法人草の根援助運動
(トクテイヒエイリカツドウホウジン クサノネエンジョウンドウ)
※振込人名に「ジャワジシン」と必ずご明記ください

★フェアトレード製品(寄付金付き)を購入・販売してください
被災地で生産されているフェアトレード製品(寄付金付き)を
購入してください。知人・友人に、学校や地域で、販売してください。

寄付金付きフェアトレード製品
草の根フェアトレードショップ(http://p2aid.shops.net

★学習会・報告会を開催してください
現地の状況を伝えるために、地域で、学校で、ジャワ島中部地震に
関する学習会・報告会を開催してください。
P2のメンバーが講師で伺います。下記DVDの上映も可能です。

DVD:「インドネシア・ジャワ島中部地震被災者支援
〜緊急支援のあと 復興支援を待つ人々〜」(15分、2006年8月)

現地の様子をわかりやすく解説したナレーション付きです。
学習会に、募金集めにご活用ください。

詳しくは、下記事務局までお問い合わせください。

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 草の根援助運動
(People to People Aid :P2)
235-0036 横浜市磯子区中原1-1-28 3F
TEL: 045-772-8363 FAX: 045-774-8075
E-mail: office@p2aid.com
URL: http://p2aid.com
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2006年07月27日

ジャワ地震チャリティー映画会

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    ★ジャワ地震被災者支援 チャリティー映画会★
     インドネシア映画「ビューティフル・デイズ」

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このたび、ジャワ島中部地震被災者支援のために
有志NGO、関係機関によって設立した「ジャワ島中部地震・
被災地NGOかながわ支援活動委員会(略称:ジャワ支援かながわ)」が
被災者支援のチャリティー映画会を開催いたします。

インドネシア映画「ビューティフル・デイズ」上映のほか、
在日インドネシア人によるインドネシア舞踊や
草の根援助運動からの被災地報告をします。
ぜひご参加ください!

◆日時:2006年9月10日(日)
    (1回目上映) 11:00〜13:30
    (2回目上映) 14:30〜17:00

◆会場:あーすぷらざ(JR本郷台駅下車徒歩3分)
地図 http://www.k-i-a.or.jp/map/map.html

◆プログラム:
●インドネシア映画「ビューティフル・デイズ」
公式サイト http://www.beautifuldays.jp/
17歳の女子高生の恋と友情を描いた青春映画。
国内外で高い評価を受けた。
バンドン映画祭最優秀作品賞受賞。
●インドネシア舞踊<インドネシア人妻の会/家族の会>
●ジャワ島被災地報告<(特活)草の根援助運動>

詳しくは http://ynn-ngo.org/java/index.htm

◆入場券:
(当日券)大人1,000円、学生800円、中学生以下500円
(前売券)大人900円、学生700円、中学生以下400円

映画会の純益は、草の根援助運動を通じて、
被災者支援活動に使われます。

◆主催:ジャワ支援かながわ
◆共催:(財)神奈川県国際交流協会/(財)横浜市国際交流協会

◆お申込み・お問合せ:ジャワ支援かながわ事務局
〒231-0001
横浜市中区新港2-3-1 横浜NGO連絡会内
TEL 045-563-7114
FAX 045-663-3263
E-mail java@ynn-ngo.org
http://ynn-ngo.org/java/index.htm
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2006年07月21日

ジャワ島地震カンパ報告(06/7/21)

<被災者支援カンパご報告>(06/7/21)

ジャワ島中部地震被災者への暖かいご支援をいただき大変ありがとうございます。
被災者にとっても日本のみなさまからの励ましは大変うれしいことだと思います。

これまでに、多くの方々からご支援をいただきました。

624,138円(6月1日〜7月20日)

みなさまからの義捐金は責任を持って、被災した人びとに届けます。
地震直後の緊急支援のほか、人びとが生活を立て直していくための復興支援に使わせていただきます。

住民が生活を立て直していくのは、時間のかかることですので、草の根援助運動では、中長期的に支援をしていきたいと思っています。
復興支援活動については、決まり次第、ご報告させていただきます。
(復興支援については、8月22日付ブログをご覧ください。)

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2006年07月20日

ジャワ島地震最新情報(06/7/19)

<被災地域現地情報>(06/7/19)

●被災地の状況

<現地連絡員・勝俣より>

被災地では、また色々な問題がでています。
一番大きな問題は仮設(簡易)住宅問題です。

7月16日にインドネシア政府は、今回の地震被害者に対する家の再建設費用援助を一律400万ルピア(約5万円)としました。
これまでの話では、被害の程度に応じて、全壊3000万ルピア(約37万5千円)、半壊2000万ルピア(約25万円)、軽度1000万ルピア(約12万5千円)と言われていましたが、一律400万ルピア(約5万円)と発表され、被害者は途方にくれています。
どの新聞も「被害者・家の再建に困惑」という見出しで報道しています。

初めから3000万ルピアは出ないと思っていましたが、被災者はかなりの期待を持っていたようです。
雨期が来る前に何とかしたいという焦りと、新学期が始まり、教育費用の捻出に頭を抱える親。
そのような時期に、政府は一律400万ルピア(約5万円)と発表したので市民の怒り、困惑は高まりました。
本日(7月19日)もあちらこちらで再建費に対する抗議のデモがありました。

7月17日の地震・津波では、中部ジャワ・チラチャップ(CILACAP)でもかなりの犠牲者が出ているので、政府としても困惑気味のようです。

益々、建築材料は値上がりするし、お金はない、雨期は迫ってくる。
抗議のデモを繰り返しても解決方法にはならないと思いますが、被害者には何が出来るのでしょうか。
問題解決には当分時間が掛かりそうです。
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2006年07月16日

ジャワ島地震最新情報(06/7/15))

<被災地調査報告>(06/7/15)

7月11日から14日にかけて、草の根援助運動の山中(共同代表)と古澤(事務局)が現地入りし、今後の被災地支援のための調査をおこなってきました。報告します。

●被災地の状況

被害は震源地から活断層に沿って北東方向にかなりの距離、さまざまな地域で発生していた。ジョグジャカルタ市内は豊かなみどりの中に、赤い屋根、白い壁の家々が平和なたたずまいをみせていたが、被害の大きかったバントゥル県ウィジルジョ(後述)へ向う道の両側には、全半壊した家々がほとんどそのままの状態で続き、被害の大きさを確認できた。
ただ道路や田んぼにはほとんど亀裂も見られず、地震の規模(M6.3)のわりに、家の倒壊がいかに激しかったかが窺われた。

ジョクジャカルタでは地震発生前の5月に、北部に位置する活火山・ムラピ山の噴火で死者が出て、人々の注目はこちらに集まっていた。予測されるこの地域の被災者のために用意されていた救援物資も地震被災者にまわされたとのこと。

そこここで目にする広場のようなスペースは、全半壊住宅がすでにきれいに片付けられたところである。片付けは多くの場合インドネシア人にとって当たり前の「助け合い(ゴトン・ロヨン)」でおこなわれる。
草の根援助運動の現地パートナーNGO・LKP2(農村研究協会)では、6月中旬から7月上旬にかけて被災地支援を行ったが、その際活動地域の村人たちからボランティアを募ったところ、毎回老若男女が50人〜60人が集まり、トラックに乗って被害の大きかった地域の片づけの手伝いをした。

被災から1ヶ月半を過ぎ、資金のある者は、家の再建・修復を始めているが、ほとんどの被災者は未だテント暮らしを続けている。
地震直後の竹の柱にビニールをかけたものに多少手を加えて、竹で編んだ壁など残った建材を組み合わせたテントをよく見かけた。乾季とはいえ、テントの中は昼間はとても暑くなる。テント生活が長引けば精神的にも肉体的にも負担が増す。

●支援状況と今後の支援

支援は今、食料や生活用品配布の緊急支援から次の段階、住宅の再建・修復に移っている。

インドネシア政府による一日一人あたり3千ルピア(40円弱)の食料援助はほぼ全住民にいきわたっているようだ。
しかし、政府による一軒あたり最大3000万ルピア(約37万5千円)という住宅再建の支援はほとんど始まっていないという。
一部では、NGOなどにより簡易住宅の建設が始まっていた。
現地では、本格的に雨季が始まる前(12月)に家を確保することが急務であり、竹で編んだ壁を組み合わせた簡易住宅を建てている。
しかしこの簡易住宅さえ、取得の目途が立っていない人びとが多い。

現地NGO・ビナスワダヤ・ジョグジャカルタのスタッフは、今後の支援として、住宅再建・修復と同時に、心のケアがまず第一だと言っていた。
被災地では、地震による「トラウマ」が問題になっており、地震に対する恐怖で家の中で眠れないなど、地震に慣れた日本人が想像する以上に、地震に対して過敏になっているようだ。ケアは、見ず知らずの専門家(カウンセラー)より、顔見知りのビナスワダヤのスタッフによるものの方が効果的であるとのこと。

ビナスワダヤは、小規模事業者のマイクロ・ファイナンスを主な活動にしているNGOだが、その小規模事業者たちが、事業を再開しようというやる気を出し、立ち直るためのサポートをしていくというが、その前提はやはり人びとが安心して暮らせる仮設住宅の確保だ。

ビナスワダヤ自身の問題としては、マイクロファイナンスの対象である小規模事業者が地震によって返済不可能になったため、銀行に返済する資金が集まらず困っているという。インドネシアでは小規模事業者のための公的資金供給システムがなく、ビナスワダヤのようなNGOのマイクロ・ファイナンスが重要な役割を果たしている。
また、スタッフの多くも被災者で仮設住宅も建てられず、トラウマに悩みながら働いているという。

私たちが訪問する前日まではオフィスの庭にも「POSKO」の横断幕が掲げられていたとのこと。緊急救援物資の集荷、配布業務は一段落したところだった。

●ろうけつ染め生産者(バントゥル県ウィジルジョ・ピジェナン)

6月1日付被災地域現地情報でもお伝えしたとおり、ここは、草の根援助運動のバンダナを作っているろうけつ染め(バティック)工房のある地域で、9割の家が被災した。訪問してまさに村が壊滅状態であることを確認した。

ろうけつ染め生産者グループ34人のメンバーの家も6割が被災している。
10軒ある工房のうち3軒は、ほぼ元通りの生産を再開したが、残りの7軒は、工房の建物が壊れ、かろうじて残った部分を修復したり、家の一部を工房にしたりして一部生産を再開していた。

グループのメンバーに今後何が必要かと聞くと、やはり一番ほしいのは家だという。

この辺では、家と工房が一緒になっている生産者がほとんどであり、また働く職人にとっても、住む家がない状態では、なかなか仕事も手につかない。

村で会った住民たちは明るかったが、地震への恐怖や長引くテント暮らしでの心のケアと同時に、一日も早い家の再建の必要性を感じた。

今後の復興支援活動については、決まり次第ご報告します。

<追記>

(現地連絡員:勝俣より)

7/17付の新聞の報道によると、政府による住宅への支援は、一軒あたり最大3000万ルピア(被害の程度に応じて)から、一律400万ルピア(約5万円)になったそうです。
400万ルピアはおそらく出るだろうと考えられますが、この金額では簡易住宅でも厳しいと思われます。
政府からの支援が減額になったことで、NGOによる支援への期待がますます高まるだろうと思います。

posted by P2事務局 at 00:28| Comment(0) | ジャワ島中部地震被災者支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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